Person
人について

Interview.02

どんな時でも前を向く。
視線は、常に未来へ。

東日本CM部CM事業2課

大石 多駒真
Takuma Oishi

施工管理

大学では電気電子情報工学科で、電気設備、モーター、半導体に関して学んだ。そうした知識を生かしたいという気持ちで臨んだ就職活動。そこには、内装業を営んでいた父親と同じ、建物に関する仕事をしてみたいという想いも。この2つの想いを実現できる会社として、建物の設備や太陽光発電、テナント入退居工事を行っている、オリックス・ファシリティーズを志望した。ビルの運用を1社で完遂できる強さにも惹かれた。

オフィスの入れ替わりを
仕切る。

CM(コンストラクションマネジメント)部は、さまざまなビルに関する「工事管理」を請け負う部署です。その中で私が担当しているのは、当社が管理しているオフィスビルにおける、テナント様の入退去に伴う工事。オフィスビルの各フロアは、基本的に同じ造りになっていますが、入居するテナント様によってそのレイアウトは違い、内装もさまざまです。そのため、あるテナント様が退去されたとしても、そのままでは次のテナント様が入居することはできません。「原状回復工事」と言って、そのフロア本来の姿にリセットする退去工事を行います。そして、新しく入居される時には、テナント様のご希望のレイアウトに合わせて、空調、電気、防災など、各設備を整える工事を行います。この2つの工事を、施工管理として工期内に終えられるように指揮を執ります。特に難しいのは入居工事のスケジュール管理ですね。ビルオーナー様、テナントのご担当者様、協力会社と、かかわる方が多いため、コミュニケーションが何よりも大切です。

幾人と信頼をつくれるか。

コミュニケーションは、確かな信頼につながる。そう感じたのは、とある入居工事の初顔合わせミーティングの予定を失念してしまい、遅刻をしてしまったという失敗がきっかけです。テナント様や協力会社の皆さんが集まる場に、工事を取り仕切る責任者がいない。当然、お客様であるテナントのご担当者様は不信感を抱きます。それを挽回するために、工事中はその状況などの詳細を逐一報告するように努めました。また、なるべくレスポンスを早くしたり、少しでも工事の状況が変われば連絡をしたり、きちんとお客様に向き合う姿勢を示すことで、徐々に信頼を回復することができたと思います。また、協力会社に対しても同じことが言えますね。いかに現場の職人さんが作業しやすく、安全に仕事をすることができるか。それらを実現することも、施工管理の大切な仕事です。しっかりとコミュニケーションを取り、自分に求められていることを理解し行動することで、現場が一つになっていく。そんなやりがいを、大いに感じることができる現場づくりを意識しています。

現場の数は、学びの数。

日々、色々な現場を回っており、多い時では5〜6件の工事を担当するため、忙しくなると、どうしても細かいミスをしてしまうことがあります。そんな時、もちろん反省はしますが、後には引きずらないようにしていますね。気にしたとしても、ミスが帳消しになるわけではないので、反省を糧に、次に繋げることを考えた方が生産的だと思うのです。その逆に成功したとしても、それに執着することはありません。過去の成功の余韻に浸るよりも、次の新しい現場のほうが楽しみなんですよね。特に入居工事では、同じレイアウトになることはなく、毎回新鮮な気持ちで取り組めています。
そういった現場が数多くあることを考えても、当社は学べる場が多く、成長できる環境であることは間違いないと思っています。資格取得などを通して、更に知識をつけ、ゆくゆくは大規模な建築現場に携わってみたいですね。これからも「無事故・無災害」を意識し、誰からも安心して工事を任せられる存在として、成長していくことが目標です。

私の休日が特に盛り上がるのは冬。スノーボードが好きで、一人でも新潟県や長野県の雪山に向かってしまうほどです。そうした楽しみがあれば、仕事も頑張れますよね。オフシーズンになれば、友人と出かけることが多いです。一人の時間は読書や映画鑑賞を楽しんでいます。また、最近では新たな施工管理の資格を取るための勉強もしています。